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元大阪府知事の橋下 徹氏が「歯科のミライの創り方」を提言

2022年5月号掲載

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元大阪府知事の橋下 徹氏が「歯科のミライの創り方」を提言

(一社)MID-G

橋下 徹氏(写真左)とMID-G執行部らによるディスカッションが繰り広げられた。
橋下 徹氏(写真左)とMID-G執行部らによるディスカッションが繰り広げられた。
 3月13日(日)、Doctorbook academy((株)Doctorbook)にて2021年度MID-G総会(和田匡史代表理事)がWeb配信された。理事の1人である立浪康晴氏(富山県開業)の司会のもと、本会でも最注目の演者である元大阪府知事・元大阪市長の橋下 徹氏(弁護士、政治評論家兼タレント)が「歯科維新~歯科のミライの創り方~」のタイトルで講演を行った。

 橋下氏は“purpose(目的)”をキーワードに講演を展開し、目的を明確に定めることで仕事のやりがいや効率化の向上に寄与すると主張した。また、日本の抱える医療財政の逼迫にふれ、歯科医院経営や患者さんの治療の重要性に理解を示しながらも、「歯科の付加価値を高めるために自身の医院のpurposeを明確にすることが大切」と述べた。

 その後は、橋下氏と執行部の和田氏(徳島県開業)、立浪氏、栗林研治氏(東京都開業)、武知幸久氏(京都府開業)らによる現代の歯科界が抱える課題をテーマにディスカッションが繰り広げられた。その際橋下氏より、口腔内環境を整え健康になった実感から「健康の源は歯である」というメッセージを強く発信していくことや、国会議員と協力して行政にはたらきかけるなど興味深い助言が送られた。

 最後にはMID-Gの最高顧問である荒井昌海氏(東京都開業)が登壇し、レベルの高い一般臨床医(GP)の育成を会の柱の1つとして「広く、そしてなるべく深く臨床を学び、教育と経営においても熱意をもって取り組むことで総合力のあるGPになれる」と総括し、本総会を締めくくった。