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2012年3月18日

平成23年度災害支援歯科衛生士フォーラム開催

講師に中久木康一氏を招聘

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 さる3月18日(日)、東京ステーションコンファレンス(東京都)において、平成23年度災害支援歯科衛生士フォーラム(日本歯科衛生士会主催、金澤紀子会長)が開催され、各都道府県の歯科衛生士会会長および災害支援担当者が参集した。

 会場では、金澤会長による挨拶後、東日本大震災被災地区支援活動の状況について、坂本まゆみ理事(口腔ケア担当)より県外派遣チームの活動状況などが報告された。引き続き、甚大な被害を受けた被災3県の活動報告が行われた。岩手県の活動状況については、晴山婦美子氏(岩手県歯科衛生士会副会長)より全会員のメールアドレスを登録し、情報共有や連携を図っていることが説明された。また、宮城県の活動状況について奥谷房子氏(宮城県歯科衛生士会会長)、福島県の活動状況について菅野洋子氏(福島県歯科衛生士会会長)より歯科衛生士が取り組んだ歯科保健支援活動などが報告された。

 その後、中久木康一氏(医歯大大学院医歯学総合研究科助教)による講演「災害時の口腔保健活動について―歯科衛生士への期待―」が行われた。中久木氏は、自身の宮城県女川町および気仙沼市での支援活動について触れながら、ボランティアによる外部支援のあり方や日々変化する現場のニーズへの対応について概説した。また、被災地支援に対する心構えとして、「みずからがその地域に引越しして生活するような気持ちが必要」とアドバイスした。