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2013年7月20日

第26回日本顎関節学会総会・学術大会開催

「これからの顎関節治療を考える」をメインテーマに

 さる7月20日(土)、21日(日)の2日間、学術総合センター一橋記念講堂(東京都)において、第26回日本顎関節学会総会・学術大会(木野孔司大会長、久保田英朗理事長)が「これからの顎関節治療を考える」をメインテーマに開催された。

 20日(土)に行われた特別講演は、Hoon Chung氏(Korean TMJ Research Institute)が「Recent State of the Asian Academy for Temporomandibular Joint and Korean Incorporated Association for Temporomandibular Joint」と題して講演。本学会も加入しているAsian Academy for Temporomandibular Jointの変遷と現状が語られるとともに、Chung氏が行っている研究の一端が語られた。

 そのほか、「シンポジウム1:顎関節症の初期治療はどうあるべきか」(水口一氏・岡山大ほか)、「教育講演1:新たな顎関節症の概念とは」(矢谷博文氏・阪大)、「教育講演2:行動変容法の基礎と実践―習癖逆転法―歯科心身症に対する2、3の心理学的手法の提案」(春木 豊氏・早大)、「イブニングシンポジウム:歯科医は精神科医とどのように連携するか」などが行われた。

 教育講演1は、昨年の同学会で、同演者によって行われた主題講演「顎関節症の症型分類を再考する」を発展させた内容で、同学会が独自に発表し、現在見直しが図られている顎関節症の症型分類の進捗状況が報告された。

 また、イブニングシンポジウムは、口腔心身症に詳しい大学人(松香芳三氏・徳島大)と開業医(高野直久氏・東京都開業、和気裕之・神奈川県開業)の歯科医師3名と、精神科医(宮岡 等氏・北里大)が、それぞれ口腔心身症の患者をテーマとした講演を行い、意見交換を行うものであった。なかでも、宮岡氏からは歯科医師の初期対応や薬物投与の種類、連携のタイミングなど、精神科医と医療連携を行う場合の要望が多数寄せられた。

 21日(日)は、「教育講演3:ジスキネジア・ジストニアを知ろう」(成田紀之氏・日大)、「シンポジウム2:児童および生徒における顎関節の診断と治療」(神林秀昭氏・東京都開業ほか)、「シンポジウム3:非機能的行動の客観的評価をどうするか」(山口泰彦氏・北大ほか)などが注目を集めた。そのほか、2日間を通じてハンズオンセミナー、一般口演、ポスター発表など多彩な演目が組まれ、会場はおおいに賑わった。