さる5月14日（水）、歯科医師会館において日本歯科医師会（以下、日歯、大久保満男会長）による平成26年度都道府県歯科医師会広報担当理事連絡協議会が開催された。

　開会後の報告では、平成25年度の広報活動について、倉治ななえ氏（日歯常務理事）より総括がなされ、そのなかで平成26年度事業費予算削減措置の対策の1つとして、日歯ホームページ（以下、HP）リニューアル案が示された。引き続き、青柳裕易氏（対外PR・HP企画小委員会委員長）より対外PRおよびHP企画小委員会関係報告、熊倉　学氏（対内広報小委員会委員長）より対内広報関係報告がそれぞれ行われた。

　その後、全国の20～70代男女10,000名を対象にしたインターネット調査「歯科医療に関する一般生活者意識調査」の結果が発表された。そのなかで、日歯に活動に対する認識については、活動内容の認知度やHP閲覧率の低さなどの課題が浮き彫りとなり、今後の対策として中長期の広報戦略やHP閲覧率を増やすための施策などが挙げられた。また、平成25年に行ったBS番組や日歯CM、週刊誌対談記事など、「国民向け広報の多角的展開に係る調査報告書」も発表された。報告書では一定の効果が示される一方で、歯科医院との接点が薄い若年男性への対策といった今後の課題も出された。

　協議では、日歯PRキャラクター「よ坊さん」の展開や、アンケート調査結果に関する意見、各都道府県歯科医師会のなかでもとくに積極的に取り組まれている県の広報活動が紹介され、時間を超過するほど多数の意見が出された。