2008年2月28日掲載

約4,500名の参加者を集め、盛大に開催

<b><font color='green'>Academy of Osseointegration(AO) 23RD Annual Meeting </font></b>

<b><font color='green'>Academy of Osseointegration(AO) 23RD Annual Meeting </font></b>
 さる2月28日(木)から3月1日(土)の3日間にかけ、マサチューセッツ州ボストン(米国)にて「Academy of Osseointegration 23RD Annual Meeting」が「Implant Dentistry: A Trip Up The Implant」をテーマに、世界各国から約4,500名(内日本人約150名)の参加者および100社以上の展示メーカーを集め、盛大に開催された。  1日目は、オープニングシンポジウムとして、インプラントのデザイン、表面性状、連結機構およびアバットメントの材質、形成方法についての講演があった。  2日目は、チームごとの治療計画として外科、補綴、審美、若年者へのインプラントにフォーカスを当てた内容の講演および革新的な臨床として各分野の最新器材を用いた内容の講演がなされた。  3日目は、外科および補綴の分野にわかれてインプラントの講演がなされ、それぞれの最新事情について述べられた。  今大会は、メーカー色が前面に出るような講演は皆無に等しく、長期データから確実な治療結果を求める講演内容のものがほとんどであった。さらに、「Glossary of Oral and Maxillofacial Implants」(クインテッセンス出版)が発刊された影響もあってか、これまでにはあまり見られなかった用語の統一が徹底されていた。これらのことからも、インプラント治療が世界的にも安定期入りつつあることを垣間見ることができ、今後このような潮流になっていくことを感じさせるものであった。

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