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2015年3月1日

日歯、平成26年度災害歯科コーディネーター研修会を開催

サテライト会場もあわせて約250名が参加し熱気に包まれる

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 さる3月1日(日)、神奈川県歯科医師会館において、平成26年度災害歯科コーディネーター研修会(日本歯科医師会主催、神奈川県歯科医師会共催)が開催された。多数の参加者でサテライト会場が用意されるなど約250名が参集した会場では、終始熱の入った講演が行われ盛況となった。

 開会後、村岡宜明氏(日本歯科医師会常務理事)、高橋紀樹氏(神奈川県歯科医師会会長)、長谷川嘉春氏(神奈川県保健福祉局保健医療部長)、鑓溝裕也氏(神奈川県警察本部刑事部鑑識課長)による挨拶後、5名の担当者による講演が行われた。以下に演題・演者を示す。

・「総論」(村岡宜明氏、日本歯科医師会常務理事)
・「災害時における歯科医師会の対応」(大黒英貴氏、日本歯科医師会理事)
・「DMATを含めたJMATの活動の実際と歯科保健医療」(石井正三氏、日本医師会常任理事)
・「身元確認作業の実施について」(杉浦隆彦氏、日本歯科医師会災害時対策・警察歯科総合検討会議委員)
・「災害時歯科保健医療における口腔アセスメント」(中久木康一氏、医歯大大学院顎顔面外科学助教)

 なかでも、本研修会初となる医科からの講師として、東日本大震災で活躍したJMAT(Japan Medical Association Team:日本医師会災害医療チーム)の結成にあたり、中心的な役割を果たした石井氏が登壇。氏はJMATと歯科医師、歯科医師会との連携について、とくに身元確認作業や避難所の口腔ケアをはじめとする健康管理においてはその必要性を強調するなど、災害医療に関する示唆に富んだ内容を披露し、参加者の関心を集めた。