さる6月2日（火）、トラストシティカンファレンス丸の内（東京都）において、スリーエムジャパン株式会社ヘルスケアカンパニーによる新製品「クリンプロ^TM 歯みがきペースト」発売記者発表会が開催された。

　石川憲一氏（スリーエムジャパン株式会社取締役、ヘルスケアカンパニーカンパニープレジデント）による開会の挨拶のあと、橋本宜明氏（スリーエムジャパン株式会社ヘルスカンパニー歯科用製品事業部戦略企画部部長）より、歯科用製品市場における事業戦略と新製品について説明がなされた。

　新製品「クリンプロ^TM 歯みがきペースト」と「クリンプロ^TMデンタルフロス」の発売により、同社は予防歯科製品市場に初参入することとなった。新製品の特長は、スリーエム独自技術であるfTCP（リン酸、カルシウムの結晶体）配合によりフッ素による歯の再石灰化を強力にサポートすることであると説明。すでに発売済みのプロケア用品「クリンプロ^TMクリーニングペーストPMTC用」と併せて使用することにより、より効果的に患者さんの口腔内疾患を予防できると述べた。なお、これら新製品はすべて歯科医院専売になるとのこと。

　その後、宮崎真至氏（日大歯学部教授）による講演「今時のむし歯事情」、土屋和子氏（フリーランス歯科衛生士、株式会社スマイルケア代表取締役）による講演「唾液の力」がそれぞれ行われ、予防歯科の重要性が解説された。