さる9月27日（日）、名古屋観光ホテル（愛知県）において、JAO（Japanese Academy of Osseointegration）設立20周年記念講演会が開催された。JAOは1995年にインプラント歯科治療の正しい普及を目的として設立された歯科医療関係者のグループである。

　本会は、講師として招聘されたデンタルヘルスアソシエート代表の岩田健男氏（東京都開業）が「従来補綴か、インプラント治療？　長期経過とエビデンスに基づく臨床的判定基準について」と題し、従来補綴とインプラント治療の25年の長期経過と臨床的課題について、さらには欠損補綴における臨床的判断基準について多くの症例写真と文献を交えながら解説した。

　途中では、村上　斎氏（愛知県開業、ソフィアインプラントセンター）が当会の20年の活動内容について、1996年11月にオッセオインテグレーテッドインプラント生みの父でもある故Per-Ingvar Branemark教授が愛知芸術文化センターにて講演を行ったエピソードなども交えながら紹介した。

　当会は今後も隔月でのメンバー間の研修や対外的啓蒙活動などを行っていく予定である。