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2019年11月23日

ITI Section Meeting 2019開催

設立20周年を祝しITI CEOのAlexander Ochsner氏を招聘

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 さる11月23日(土)、アカデミーヒルズ六本木(東京都)において、ITI Section Meeting 2019(セクションチェアマン勝山英明氏)が開催された。本会では、Section Japan設立20周年を記念して多様なプログラムが組まれた。

 勝山氏(神奈川県開業)の挨拶の後、Alexander Ochsner氏(ITI CEO)が登壇。祝辞を述べた後、近年のインプラント業界の変化や世界各国のITI Sectionのメンバー数の推移から、よりいっそうのSection Japanの成長の必要性を訴えた。それを受け古谷野 潔氏(九大)より、スカラーの会、Young ITIという新たな組織の設立が発表された。

 昼食を挟んで、ベテラン勢の瀬戸晥一氏(総合南東北病院)、勝山氏、細川隆司氏(九歯大)により、インプラント治療の歴史と治療プロトコルの変遷について述べられた。その後、山本麻衣子氏(医歯大)、横田 潤氏(岩手医大)、今 一裕氏(医歯大)、眞弓佳代子氏(北海道勤務)、山下素史氏(福岡県開業)、豊嶋健史氏(香川県開業)らの若手演者らにより、セメント固定にすべきかスクリュー固定にすべきか、あるいは軟組織移植か移植なしかなどのインプラント治療におけるさまざまな択肢について幅広く論じられた。

 設立から20周年を迎えたITI Section Japanであるが、さらなる成長のために若手演者の積極的登用、Young ITIの設立などの発展的な施策が見られた。次の大会であるITI world symposiumは、2020年5月14日から16日の3日間、シンガポールにおいて6,000名規模で開催され、そこではITI Section Japan設立20周年を記念した講演と祝賀会も同時に行われる予定である。