2007年6月7日掲載

<b><font color='green'>ボストンにて世界最高峰の学会開催される</font></b>

<b><font color='green'>ボストンにて世界最高峰の学会開催される</font></b>
 さる6月7日から10日までの4日間、マサチューセッツ州ボストン(米国)にて「The 9th International Symposium on Periodontics & Restorative Dentistry」(主催:The International Quintessence Publishing Group and American Academy of Periodontology)が世界各国から2,300名(内日本人200名)の参加者および60社の展示メーカーを集め、盛大に開催された。  本会では、歯周、補綴、外科、再生、インプラントなど12のセッションで約70名の演者が講演した。日本からは山崎長郎氏(東京都開業)、鈴木真名氏(東京都開業)が審美修復のインターディシプリナリーマネージメントについて、小野善弘氏(大阪府・東京都開業)が歯周病の代替治療の可能性について、宮本泰和氏(京都府開業)が失われた歯間乳頭の再建について、勝山英明氏(神奈川県開業)がインプラントの外科的革新についてそれぞれ発表した。  今大会の内容としては、最新のテクニックおよび材料など主立ったトピックはなかった。しかし、これまで良し悪しのついていなかったテクニックおよび材料が淘汰され、歯科医療にとって本当に必要不可欠なものだけが残ったように思われる。  次回、第10回目の本会の開催は3年後の2010年である。そのころには、今回の流れがさらに整い、患者のQOLが向上する歯科医療が確立されているものと思われる。

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