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2021年10月21日

東京都歯科医師会、記者会見を開催

独自の新歯科健診システム事業の実施へ

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 さる10月21日(木)、歯科医師会館において、東京都歯科医師会(以下、東京都歯、井上恵司会長)による記者会見が開催された。

 開会後、井上会長は挨拶の中で、歯科医師によるワクチン接種の要請に応えるべく、東京都医師会、東京都薬剤師会、東京都看護協会、東京都歯で結成した東京ワクチンチームによるワクチン接種について言及。今年7月から9月の3か月間、東京商工会議所にて東京ワクチンチームによるワクチン接種を行い、133名の会員が参加し、会場全体で約37,000回の接種が実施(歯科医師の接種回数は約8,000~10,000回)され、概ね良好に接種を進めることができ、良い経験になったと振り返った。

 次に会務報告に移り、まず、中島孝至専務理事より「令和3年度行事予定」の確認が行われ、続いて勝俣正之副会長と大泉 誠理事より、同年度の「卒後研修」と「学術講演会」の報告がなされた。その後は、「スポーツマウスガード普及・啓発」について、パラリンピックのアスリートに対し、スポーツマウスガードの普及・啓発を説明するとともに、ブラインドサッカーや車いすラグビーなどさまざまなスポーツ選手に対して行ってきた提供実績を紹介した。

 引き続き、高品和哉理事より、「令和5年度に向けた本会の新歯科健診システム事業の実施」について述べられた。4つの柱になる事業として「大学生における歯科保健行動および口腔状況調査」、「東京都歯と契約している健康保険組合に対する『被保険者』への無料歯科健診の実施」、「都内健康保険組合に対する『被保険者』への無料歯科健診の案内」、「全国健康保険協会(東京支部)に対する『被保険者』への無料歯科健診の実施」を掲げ、新たな歯科健診モデルの指針を示した。