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2009年5月28日

日歯、第163回臨時代議員会を開催

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 さる5月28日(木)、歯科医師会館にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第163回臨時代議員会が開催された。

 会場ではまず、「第1号議案 日本歯科医師会代議員会議長および副議長の選挙」が行われ、議長に岸田 隆氏(前千葉県歯科医師会会長)、副議長に右田信行氏(山口県歯科医師会会長)が決定した。

 大久保会長、堤 直文氏(日本歯科医師連盟会長)の挨拶後、各担当理事より会務報告が行われた。村上恵一専務理事は昨今の新型インフルエンザの対策について、5月22日付けで発表された政府の基本的対処方針とともに、日歯がこのたびまとめた「新型インフルエンザ対策行動計画」を概説した。同計画にはその目的や基本的な考え方、対応方針などが記されているが、新型インフルエンザ対策は地域の実情に応じた対応を行う必要があることから、村上専務理事は「あくまでも団体である日歯および各都道府県歯科医師会で使用するものであり、個人診療所単位ではない」と述べた。

 また、レセプトオンライン関係報告では、近藤勝洪副会長より現在までのレセプトオンライン請求義務化の状況について、4月21日に厚労省より省令改正案が示されたことや、同27日に閣議決定された「平成21年度 厚生労働省補正予算」において、レセプトオンライン化への対応に291億円の予算化がされたことなどの報告がなされた。

 さらに社会保険関係では、渡辺三雄常務理事より歯科医療費の動向や保険情報モニター調査結果、疑義解釈委員会の答申書など、資料をもとに報告が行われた。また、渡辺常務理事は厚労省が2年に一度調査を行っている医療経済実態調査の調査票について、「6月は歯科にとってイベント等も多いことを訴えてきた結果、今回から6月単月調査ではなく年間の調査も勘案した調査票になった」と述べ、正確なデータを収集するためにも該当診療所の積極的な提出を訴えた。

 その他、承認事項では予算決算特別委員会ならびに議事運営特別委員会委員の選出、役員報酬算定審議会委員の委嘱が承認された。

 なお、代議員会修了後には、ホテルオークラ東京において、日歯・日本歯科医師連盟合同による役員就任披露パーティーが開催され、会場には国会議員をはじめ関連団体より約700名が参集し、盛況となった。