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2010年3月20日

日技、第91回代議員会を開催

新公益社団法人に関する議案否決される

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 さる3月20日(土)、日本歯科技工士会館において、日本歯科技工士会(以下、日技、中西茂昭会長)による第91回代議員会が開催された。

 会場では、平成23年初夏の認定取得による新法人の登記を目標とし、新公益社団法人を目指すべく「第4号議案 新公益社団法人(予定)日本歯科技工士会『定款』承認の件」が上程されたが、本議案は出席代議員の4分の3以上の同意を得られず、否決された。なお、第4号議案の否決にともない、関連する第5号議案から第8号議案については、執行部より取り下げられた。本議案に関しては、下澤正樹常務理事が多くの時間を使い、日技と県技との関係や県技の移行スケジュールなどを概説したが、承認を得ることはできなかった。

 なお、全国統一試験の実現や教育年限の延長などが盛り込まれた「第1号議案 平成22年度事業計画承認の件」や、「第2号議案 平成22年度予算承認の件」「第3号議案 平成22年度組織拡大運動推進のための入会金日技送金不要特例措置の件」「第9号議案 平成23年3月31日を当該日とする共済部規定等廃止の件」は賛成多数により可決された。

 また、各地区ブロックより出された質問・要望事項については、先般テレビで報道された海外委託技工物の問題について日技の見解や対応を求める声が多く聞かれた。

 代議員会終了後の記者会見の席上、中西会長は否決された議案について言及し、「定款に対する理解が得られなかった。3か月以内に臨時代議員会を開催し、議案内容の修正も含めて再提案を行いたい」との意向を示した。また、19日(金)の評議員会において参院選比例代表候補予定者である西村正美氏(東京都開業)の推薦を賛成多数で機関決定し、当日は西村氏と蒲生 洵氏(日本歯科医師連盟副会長)らが挨拶に訪れたことも報告された。