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2011年2月27日

歯科保健医療国際協力協議会(JAICOH)研修会開催

「歯科衛生士は国際保健の現場でどのように働けるか」をテーマに

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 さる2月27日(日)、東京医科歯科大学において、歯科保健医療国際協力協議会(以下、JAICOH、白田千代子会長)による研修会が「歯科衛生士は国際保健の現場でどのように働けるか」をテーマに開催された。

 会場には、高橋優子氏(元カンボジアNGO-JICAジャパンデスクコーディネーター)、藤山美里氏(歯科衛生士、NPOカムカムクメール)、柳澤理子氏(看護師、愛知県立大看護学部教授)の3氏が招聘され、それぞれカンボジアの概況および活動経験を披露した。プライマリーヘルスケアの考え方については、現地住民の健康や生活の背景、疾病構造や環境との関連性を理解することが必要とし、また、現地において健康教育を指導する人材育成の難しさなど、発展途上国での課題についても言及した。

 最後に、白田千代子会長は「日本の歯科医療技術はけっして低くない。日本人の患者さんだけに活かすのではなく、海外にも目を向けてほしい」と総括し、国際保健活動における歯科保健分野の可能性を強調した。