さる6月18日（土）、日本歯科技工士会館において、日本歯科技工士会（以下、日技、古橋博美会長）による第95回代議員会が開催された。

　会場では古橋会長の挨拶後、「第1号議案　平成22年度事業経過報告承認の件」「第3号議案　平成23年度事業計画承認の件」「第5号議案　〈新〉公益社団法人（予定）日本歯科技工士会『定款の変更の案』承認の件」など、上程された全11議案はすべて承認された。

　なかでも、今回はさる3月に開催された第94回代議員会において、上程された議案が否決される主たる原因となった（株）ニチギデータセンター（以下、ＮＤＣ）の対応に注目が集まった。ＮＤＣは、法人制度改革に対応するために日技連盟が2010年10月に設立したもので、主にデータ管理業務や集金代行業務などを行う。執行部からは当日議案として「第11号議案　株式会社ニチギデータセンター『運営審議委員会』設置承認の件」が上程され、ＮＤＣ設立に関するこれまでの経緯や新会費収受システムなどが説明された。代議員からは当日上程された議案を含め、会員への情報公開を求める意見が多く出されたが、日技執行部の真摯な姿勢もあり、前回のような混乱は見られなかった。