さる8月7日（日）、大阪国際会議場（大阪府）において、「SJCD（Society of Japan Clinical Dentistry）チャリティ講演会　絆～FOR THE RECONSTRACTION～」が、約450名の参加者を集め、盛大に開催された。

　午前は、松川敏久氏（大阪SJCD会長）が「About SMILE technique-to make everyone smile-」、北原信也氏（東京SJCD理事）が「Scientific and Clinical Adhesive system with Esthetic Restorations」、千葉豊和氏（東京SJCD）が「経過症例に学ぶ～修復物と周囲組織との関係について～」、西村好美氏（大阪SJCD）が「ネイチャーズモルフォロジーと補綴物形態」について、それぞれ講演を行った。

　午後は、大河雅之氏（東京SJCD理事）が「審美修復治療の最前線―MIを考慮した審美修復治療とは？」、鈴木朋湖氏（大阪SJCD）が「健康な歯周組織を考える」、北園俊司氏（福岡SJCD会長）が「的確なアンテリアガイダンスを得るための矯正治療について」、伊藤雄策氏（大阪SJCD相談役）が「バイオタイプ主導型インプラント治療」について、それぞれ講演を行った。

　本講演会の参加費および展示料など、400万円以上が本多正明氏（大阪SJCD最高顧問）から山崎長郎氏（SJCDインターナショナル会長）に手渡され、事前に集められていた600万円と合わせて、1,000万円以上が東日本大震災で被災したSJCDメンバーに義援金として即日送られることが発表された。行政の遅れ気味の対応よりも、少しでも早く被災したメンバーに復興してもらいたいという気持ちが伝わってくるものであった。