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2011年9月8日

日歯、第169回代議員会を開催

大久保会長、次期改定について「堂々とプラス改定を要求していく」と主張

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 さる9月8日(木)、9日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第169回代議員会が開催された。

 開会後の挨拶の中で大久保会長は、これから本格化する平成24年度診療報酬改定の歯科の要求について言及。「厳しい財源の中でプラス改定を要求できるのかという意見があるが、今回の震災によって歯科医療または医療の大切さが明確になった。被災者の健康が守られなければ、被災地の復興はありえない」と述べ、さらに「国民の健康こそが歯科医師の復興に対する大きな力となる。緊急時だけでなく平時の歯科医療および医療が国を支える大きな基盤となることからも、生きる力を支える歯科医療という観点に立ち、堂々とプラス改定を要求していく」と述べた。

 その後、一般会務報告、社会保険関係報告、会計現況報告が担当理事より報告された。議事については、「第2号議案 平成22年度一般会計歳入歳出決算」「第3号議案 平成22年度特別会計歳入歳出決算」など、上程された6議案はいずれも原案どおり可決された。

 会場では2日間にわたり、地区代表質問7題、個人質問38題が行われた。なかでも北海道・東北地区より出された地区代表質問では、東日本大震災への今後の課題として、二重ローンへの対応や三次補正に向けた財源措置などを求める意見が出された。また、地域保健・産業保健関係の個人質問では、先般制定された「歯科口腔保健の推進に関する法律」(いわゆる歯科口腔保健法)について、日歯としての今後の戦略や方針などを求める意見があいついだ。