2026年6月号掲載
私のはじめての1本[Scene16] 症例によっては経験不足で理解が足りない場合、失敗につながる
※本記事は、「Quintessence DENTAL Implantology 2024年No.4」より抜粋して掲載。
1970年当時の欠損補綴
私が大阪歯科大学を卒業した1970年当時の歯科臨床の現場、特に欠損補綴の分野は、ブリッジとパーシャルデンチャーしかなかった。そして、大学の臨床教育においては、現在のような総合診断に基づく治療計画と包括的治療の実践はなされていなかった。また、総合診断を行うための基礎資料を収集することはなく、患者が訴える問題のある部位のみの資料で治療を行っていた。