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2020年9月号掲載

第8回:レビー小体型認知症の特徴 その② ケアのポイントについて

レビー小体型認知症のケア
臨床での注意点やポイント


 レビー小体型認知症は、前回述べたように、身体症状や自律神経症状が比較的早期から現れるのが特徴です。歯科は、レビー小体型認知症を治すことはできませんが(現代医学ではどの科であっても治せません!)、特徴を知ることで適切なケアが可能となります。今回は、レビー小体型認知症の特徴に基づいた歯科臨床での具体的な注意点やケアのポイントを解説します。

ケアポイント①
起立性低血圧に注意しましょう

 レビー小体型認知症では交感神経系がうまく働かなくなるため、発作的な血圧低下を生じることがあります。血圧が低下するときの代表的なものは起立性低血圧であり、レビー小体型認知症以外にもパーキンソン病や多系統萎縮症でよくみられる症状です。起立性低血圧は、寝た状態から座位になったり、座位から立ち上がったりと姿勢を大きく変えたときに大きく血圧が下がり、立ちくらみ、めまい、失神などの症状を呈するものをいいます。

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