Web限定 2025年8月4日掲載 第8回 症例から考察する理学療法士との協働がもたらす可能性 それ、かくれ顎関節症かも 口を開けられない患者さんへの対応法 後で読む 第8回 症例から考察する理学療法士との協働がもたらす可能性 前回までは、口腔機能と姿勢の関係について述べてきた。今回は、7月に行われた日本顎関節学会の学術大会で古泉貴章先生(理学療法士)とともに発表した症例(第5回でふれた理学療法士との協働によって症状改善に結び付けた症例)を供覧することで、実際の臨床における口腔機能と姿勢について解説したい1、2。 歯科的対応だけでは不十分なケースも!? 症例から考察する口腔機能と姿勢の関係 ・4年前に来院されたひとりの顎関節症患者患者は58歳、女... 島田 淳 しまだ・あつし 東京都開業/日本大学歯学部附属病院臨床教授 1987年、日本大学歯学部卒業。1991年、日本大学大学院歯学研究科修了(補綴学専攻)。1995年、日本大学助手(補綴学教室)。1999年、東京歯科大学講師(スポーツ歯学研究室)。2005年、医療法人社団グリーンデンタルクリニック理事長。2017年、神奈川歯科大学臨床教授(包括的咬合機能回復外来)。2025年4月より日本大学歯学部附属病院臨床教授。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。