2023年11月号掲載
第10話:歯科医師会主導の多機能歯科診療所(後編)
口腔保健センターの事業を後押しする行政との協働
前編では、豊島区口腔保健センター「あぜりあ歯科診療所(以下、あぜりあ)」の歯科医師会会員の先生に協力医として診療していただく(互助)の取り組みについて解説しました。後編では、地域歯科医療のハブとなる機関に口腔保健センターを据えた地域医療のあり方についてご紹介します。
まず、「あぜりあ」の診療モデルが成り立っている要因として、豊島区歯科医師会によって運営されていることが大きな理由に挙げられます。歯科医師会が口腔保健センターを運営することの最大のメリットは、行政から委託費として補助金を受けとれることや公的機関の位置付けのため、光熱費やテナント料の支払いがない(行政が負担)ことです。なお、近年では事業を多角化したことで利用人数が増加し、診療報酬も委託事業費を上回るまでに成長しました。委託費による収入割合は約40%前後ですが、開設当時は委託費が収益の約90%を占めていました。
前編では、豊島区口腔保健センター「あぜりあ歯科診療所(以下、あぜりあ)」の歯科医師会会員の先生に協力医として診療していただく(互助)の取り組みについて解説しました。後編では、地域歯科医療のハブとなる機関に口腔保健センターを据えた地域医療のあり方についてご紹介します。
まず、「あぜりあ」の診療モデルが成り立っている要因として、豊島区歯科医師会によって運営されていることが大きな理由に挙げられます。歯科医師会が口腔保健センターを運営することの最大のメリットは、行政から委託費として補助金を受けとれることや公的機関の位置付けのため、光熱費やテナント料の支払いがない(行政が負担)ことです。なお、近年では事業を多角化したことで利用人数が増加し、診療報酬も委託事業費を上回るまでに成長しました。委託費による収入割合は約40%前後ですが、開設当時は委託費が収益の約90%を占めていました。