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2023年10月号掲載

第9話:歯科医師会主導の多機能歯科診療所(前編)

歯科医師会が運営する口腔保健センター「あぜりあ」

 豊島区口腔保健センター「あぜりあ歯科診療所(以下、「あぜりあ」)」は、豊島区歯科医師会が中心となって運営しており、①健常者を対象とした休日応急歯科診療、②障害者歯科診療、③高齢者歯科訪問診療、④歯科衛生士指導――4つの機能を有している地域支援型多機能歯科診療所(いわゆる1.5次医療機関)です。
 本年5月、日本歯科医学会(住友雅人会長)による最終答申「これからの歯科医療提供体制の新機軸として期待される地域支援型多機能歯科診療所(医療機関)」が発出されましたが、実は「あぜりあ」開設当時(1999年)には、障害者歯科治療の提供体制として多機能医療機関(当時の1.5次医療機関)の考え方はすでに存在していて、以前より障害の程度の高い患者さんを受け入れてきました。今後も高齢者が増加するわが国において、高齢者や障害者を中心にかかりつけ歯科診療所に来院できない、また対応の難しい患者さんの歯科医療体制を整備することは、地域医療を守るうえで重要な施策となります。そこで、今回は歯科医師会が運営する「あぜりあ」の取り組みをご紹介することで、少しでも多機能歯科診療所の理解や普及に資する内容になれば幸いです。

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