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2026年6月号掲載

第5回:歯科漢方の潮流からの方向性(前編)

※本記事は、「新聞クイント 2026年6月号」より抜粋して掲載。

本連載では、歯科保健医療の各分野の識者に対談・寄稿でご協力いただき、それぞれの視点から2040年に向けた歯科保健医療の戦略についてご提言いただいた内容を掲載いたします(編集部)。

歯科漢方医学教育の変遷

学会の歯科漢方への活動
 1933年に設立した日本口腔外科学会の学会誌には「中国より漢方医術の一環として日本口腔外科医療は口中医(口中科)として伝わった」と記載されています。その後、歯科医師が中心となり1983年に日本歯科薬物療法学会と日本歯科東洋医学会が設立されました。また、1988年に麻酔科医を中心に設立された「日本疼痛漢方研究会」に歯科医師が参画し、この研究会の学術誌「痛みと漢方」には多くの歯科医師が臨床論文を投稿しています。私たちの研究グループは2008年、2009年にはわが国の医・歯・薬学部における東洋医学教育の調査研究を実施、さらに2010年に「日本の歯学部、医学部の歯科口腔外科における漢方薬の使用状況」を報告しました。2014年には、「日本東洋医学会編漢方治療エビデンスレポート2013」を参考に、148種類の医療用漢方製剤に対して「歯科口腔外科領域における漢方治療のエビデンス」を発表しました。

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