トピックス 2012年3月18日掲載 講師に橋本貞充氏を招聘 <font color='green'><b>第11回DHサミット開催</b></font> 後で読む さる3月18日(日)、新宿オークタワー(東京都)において、第11回DHサミット(発起人:小林明子氏、村上恵子氏、薄井由枝氏)が開催され約50名が参集した。今回は、終日にわたり講師に橋本貞充氏(東歯大生物学研究室准教授)を迎えて行われた。 最初に村上氏が、「人の一生を考えたとき、外見の変化と同時に組織も変化する。その変化は年齢による生理的な変化のほか、環境さらには病気にも左右され個体差がある。今日は、歯科衛生士がかかわる口腔においてどのような変化が組織内で起きているのかを橋本先生から学び、日々の疑問を解決していきたい」と、今回の趣旨を述べた。 この企画趣旨を受け登壇した橋本氏は、「歯/歯周組織と口腔粘膜・ミクロの目でみる口腔組織の加齢変化と病的変化」と題して講演を行った。口腔内の軟組織および硬組織を構成する細胞それぞれの役割や、炎症時の反応、病的変化、喫煙などによる環境因子による組織の変化などを、多くの写真を用いながら解説した。 その後の「橋本先生に聞いてみよう! ケースディスカッション」では、「浮腫性および線維性の重度歯周炎のときの歯周組織の違い」「カスタムアバットメント下の発赤は炎症なのか?」「喫煙による歯肉の変化は、個体差が大きいがなぜか?」など、歯科衛生臨床での疑問が参加者より6つ提示され、各疑問に対しスモールグループディスカッションおよび橋本氏からの解説がなされた。 なお今回は、ランチョンセミナーが設けられ、橋本いつみ氏(歯科衛生士、看護ふれあい学インストラクター)による講演「医療に活かすコミュニケーション」も行われた。