トピックス 2013年5月11日掲載 本多正明氏の講演に会場が沸く <font color='green'><b>第9回WDC総会・講演会開催</b></font> 後で読む さる5月11日(土)、12日(日)の両日、(株)モリタ京都支店(京都府)において、第9回WDC総会・講演会(林 美穂会長、中家麻里関西支部長)が、約60名の参加者を集めて盛大に開催された。WDC(Women Dentists Club、女性歯科医師の会)は、2009年4月に女性歯科医師のスタディグループとして発足し、現在、東日本支部(天川由美子支部長)、西日本支部(吉村理恵支部長)、関西支部の3支部ともに活発な活動を行っていることで、注目を集めている。 初日は総会の後、会員発表が行われた。演題・演者はつぎのとおり。 「咬合治療への取組み 0からのスタート」(嶋田さをり氏、関西支部) 「私の外傷歯への取り組み」(岸 嘉子氏、西日本支部) 「歯槽堤増大術を併用したインプラント修復にて咬合の再構築を図った症例」(根本康子氏、東日本支部) 「仮着セメントの選択と効果的な使用方法」(宮澤 碧氏、西日本支部) 「前歯部歯肉退縮に対応した症例」(平岡加奈子氏、東日本支部) 講演テーマは、日常臨床の疑問点をどのように解決するかという視点からの発表や、マテリアルの選択基準、また、アドバンスな治療など多岐にわたった。そして5演題とも長時間かけて丁寧につくられた発表だということが一目瞭然であり、WDC会員のパワーが伝わる講演であった。 2日目は終日にわたり、本多正明氏(大阪府開業)が「補綴治療の基本とLONGEVITY」と題して登壇。インプラント治療や審美修復治療に目が向きがちな昨今、歯科臨床の最大の目的は治療結果の長期的安定であることを力説。とくに力のコントロールによって、咬合力による荷重負担を抑制することが重要とした。そして、この力のコントロールにおける「歯列弓の保全」「咬頭嵌合位の安定」についても丁寧な解説がなされ会場が沸いた。 また、当日は本多氏のこれまで人生のなかで、年代ごとに何を、どういう目的で学んだかという点も講演中、随時あわせて示され、今後勉強していくうえでの目標設定を含めて、大変役立ったとの声が会場から多く聞かれた。
トピックス 「歯科衛生学教育の多様性と可能性の探求 ~社会的ニーズに応えられる教育としての歯科衛生学の多様性と可能性を探る~」をテーマに 第15回日本歯科衛生教育学会総会・学術大会が開催 社会 2024年12月3日掲載