2017年6月18日掲載
歯科技工士、歯科医師220名が会場を満員にし、盛況となる
DTI/STARGATE 5th Technician’s Road Show開催

まず、午前の部では福島淳夫氏(京都府開業)が登壇し、「実臨床において"Digital dentistry"の原理と選択方法を考察する」のタイトルでデジタル化の理論とその選別について自身の経験を踏まえて解説。現在のデジタル技術の限界を見きわめ、臨床に有効活用してほしいと結んだ。
午後の部では、辻 貴裕氏(dental BiOVISION株式会社)が「アナログ技工とデジタル技工の融合 vol.1」と題して講演した。"No more wax up"をキーワードにモノリシックジルコニアを用いたインプラント技工技術を詳説し、日進月歩のCAD/CAMテクノロジーを駆使して技工士業を楽しんでほしいと熱いメッセージを送った。
続いて、都築優治氏(Ray Dental Labor)が「Destinations of digital solution in implant esthetics」と題し、インプラント治療で良好な結果を得るには、チェアサイドとラボサイドの相互協力が不可欠であるとし、難度の高い上顎前歯部修復症例を供覧して好評を得た。
最後に、山本尚吾氏(BeR)が「マクロとミクロの観点から考察するデジタルとアナログ」と題して講演した。現代の補綴治療の最終的なゴールは、ミクロおよびマクロ的調和を達成し、さらに患者の顔貌との調和を目指したものでなければならないと強調した。アクション映画を彷彿とさせるダイナミックな動画も披露し、聴衆を魅了していた。