企業|2026年3月31日掲載

国産で初めて医療機器クラスⅡ薬事認証を取得したダイレクトプリントアライナー用レジン

TrueForm薬機法取得記念セミナー開催

TrueForm薬機法取得記念セミナー開催

 さる3月29日(日)、ベルサール八重洲(東京都)において、TrueForm薬機法取得記念セミナー(株式会社グローバルエイト主催)が開催された。

 近年、日本においても急速に普及しているアライナー矯正治療であるが、そのうち、特に院内でのアライナー製造における次世代技術として3Dプリンタから直接造形する「ダイレクトプリントアライナー(DPA)」が注目されている。これまで国内に流通してきたアライナー材料は海外からの輸入製品に限られていたが、今般国産初のDPA用レジンとして開発された「TrueForm Clear Aligner」が医療機器クラスⅡの薬事認証を取得したことを記念し、本会が開催された。

 講演ではまず本材料の開発に関わった間所 睦氏(東京都開業)が「Growing Together! Japan's Direct-Printed Aligner Resin」と題して講演した。講演のなかで間所氏は、アライナー矯正治療そのものの治療効率や結果について論文においても過度に肯定的な評価がなされている現状を示し、アライナー矯正治療の適応へ慎重を期すこと、患者の管理、アライナーの特性とバイオメカニクスの理解に基づく治療結果予測の重要性を訴えた。また、アライナー用材料が患者や製造担当者にアレルギーを起こす危険性もあることから、その品質と安全性、治療効率を向上すべく、「TrueForm Clear Aligner」の開発に至ったとの経緯を述べた。

 その後、製造を行う岡本化学工業株式会社社長の岡本博明氏、販売を行うコアフロント株式会社から井野瀬大輔氏が登壇し、「TrueForm Clear Aligner」の構成や製造方法などを解説した。そして、小林那奈美氏(歯科技工士、アイコネクト大森矯正歯科)と間所氏が、「Titan」「MeditiLink」などのソフトウェアを用いた「TrueForm Clear Aligner」の設計について解説した。

 また、清水義夫氏(長野県開業)、伊藤勇気氏(栃木県開業)が登壇し、すでに他材料にて製造したDPAを用いて治療終了まで至った症例について供覧した。氏らはどのような場合にDPAを用いるかやその長所について、実体験に基づいた知見を共有した。

 最後の質疑応答では、初めて触れる材料ということで、多くの質問が寄せられ、盛会のうちに閉幕した。

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