社会|2026年4月1日掲載
骨造成世界トップクラスのProf. Istvan Urbanを招聘して開催
EN Congress 2026開催
さる3月28日(土)、29日(日)の両日、梅田スカイビルステラホール(大阪府)において、EN Congress 2026(EN:Enhancement of New dentistry主催、中田光太郎主宰)が全国各地から500名以上の参加者を集め、盛大に開催された。
スタディグループENは人と人との縁(えん)を大事にしようというコンセプトのもと、「縁の会」として中田氏(京都府開業)のプライベートコース受講生OBを中心に立ち上がり、2014年4月体制を正式に確立し、大阪、京都で交互に例会を行う新生「EN(縁)の会」としてスタートを切った。さらに2020年2月に「EN Tokyo」を設立し、「EN Osaka」との2つの組織で運営され、現在に至る。
1日目は、EN会員発表が、中田氏、高橋康治氏(京都府開業)、水川 悟氏(東京都開業)、長尾龍典氏(京都府開業)の座長のもと、「白血球数の減少を認める患者の前歯部にGBRを行った1症例~GBRのリスクを血液検査データや全身疾患から考察する~」で前田大輔氏(北海道開業)、「上顎前歯部にGBRを併用し、Full digitalで咬合再構成した一例」で佐藤優樹氏(神奈川県)、「前歯破折歯に対して、表面性上を意識したダイレクト修復」で住元泰介氏(広島県開業)、「インプラント治療を用い咬合再構成を行った症例~ Ridge Preservationの有無による骨再生の変化~」で大串侑暉氏(福岡県開業)、「PSTDs(peri-implant soft tissue deficiencies)に対する乳頭再建の一手法」で菅 良宣氏(大阪開業)、「酸蝕症患者に対する全顎治療の実際~長期的安定性と審美性を両立させる治療戦略~」で関口 亮氏(埼玉県開業)、「前歯部単独欠損のインプラント治療における術前インプラントポジションの重要性」で浅賀勝寛氏(埼玉県開業)、「逆根管治療(歯根端切除術)を考察する―骨補填材は必要か―」で山内隆守氏(東京都開業)がそれぞれの分野で、ハイレベルな講演を行った。
続いて、EN理事講演が、木林博之氏(京都府開業)、岡田素平太氏(東京都開業)の座長のもと、「徹底解説 上顎結節部の軟組織採取法と活用法」で増田英人氏(大阪府開業)、「The Basic GBR」で菅田真吾氏(大阪府開業)、「The Basic CTG」で安斉昌照氏(神奈川県開業)がENもっとも得意とするペリオドンタル・プラスティックサージェリーやインプラントに関連するアドバンスが講演を行った。
初日の最後には、『ベーシック歯槽堤保存 もう迷わない抜歯窩補填・封鎖材料の選択とARP術式』(岡田素平太、菅田真吾、中田光太郎・著)と『ベーシックGBR もう迷わない骨補填材料&メンブレンの材料選択と術式』(安斉昌照、中田光太郎・著)(ともにクインテッセンス出版刊)のサイン会が催され、会場は大いに盛り上がった。
2日目は、インプラントに関連する骨造成世界トップクラスのProf. Istvan Urban(ハンガリー開業、ミシガン大学歯周病学・口腔医学部門客員臨床准教授)が「再生結果に影響を与える因子」として、これまで十分に解明されてこなかった垂直的歯槽堤増大術によって再生された骨の三次元的形態に関する最新研究について、「下顎の垂直的歯槽堤増大術」として、解剖学的根拠に基づいた改良型舌側フラップについて、「上顎の垂直的歯槽堤増大術」として、低侵襲骨採取法、メンブレン適合および固定法、デジタルメンブレンの配置について、「インプラント周囲の軟組織再建」として、乳頭再建のための新たな術式としてIceberg結合組織移植およびGarage結合組織移植について、自身の多数の実症例および手術動画を駆使しながら詳しく解説し、聴衆を魅了した。
丸一日講演を終了した後は、Urban氏著書の『垂直的および水平的歯槽堤増大術 ソーセージテクニックと新たなコンビネーショングラフト』と『Vertical 2 骨造成 垂直的および水平的歯槽堤増大術の完成形』(ともにクインテッセンス出版刊)購入者のサインの求めに、快く応じ、写真も一緒に撮影していた。
なお、本会はアース製薬株式会社、株式会社インプラテックス、ガイストリッヒファーマジャパン株式会社、ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社、株式会社モリタの5社のプラチナスポンサーと14社のスポンサー企業のサポートによって盛況に執り行われ、成功裏に幕を閉じた。