2020年10月15日掲載
オンライン併設のリアルイベントに88名が受講
Dr. Coachman率いるDSDのセミナーが東京で開催

Coachman氏率いるDSDは、歯科治療のスタートである顔面の評価の段階からデジタルソフトウェアを用い、斬新な臨床コンセプトを世界中で展開しているチーム。患者のスマイルデザインを最終ゴールとして定め、それを実現するための最適なペリオ・補綴・矯正治療を、デジタル技術を用いてプランニング・提案し、治療する。最近ではアライン・テクノロジー社と戦略的連携を確立し、インビザラインシステムと連動したアライナー矯正治療において世界中でもっとも注目されているチームである。
本会では、まずセミナー開催に先立ちDSD Key Opinion Leaderである尾島賢治氏(東京都開業)が「Dr. Coachmanは来日することができないがスクリーン上で3日間登場していただく。またDSD全米のトレーナーLindi Rigo氏(米国勤務)の講演もあり、この会場にいながらスペイン、アメリカ、日本でつながって皆様と勉強していく。ぜひ楽しみながら、かつ、ご参加いただいた皆様で情報交換をしていただきながら、リアルな勉強っていいなと再確認していただきたい」と挨拶した。その後、3日間にわたりDSDチームによるレクチャーやDSD Residencyコースの受講生でもある築山鉄平氏(福岡県開業)、木戸淳太氏(福岡県勤務)、またゲストスピーカーとして日本臨床歯科学会理事長の山崎長郎氏(東京都開業)などを迎え、セミナーが展開された。
なかでもCoachman氏のセッションでは「DSDのコンセプトは、クリニックのブランド化戦略であり、他との差別化にある。コミュニケーションの専門家ではない歯科医師が、スマイルデンティストリーとしてのブランドをつくり患者さまとコミュニケーションを図るには、デジタル技術を用いて患者さまの直観に訴えるプレゼンテーションが不可欠である。そしてそのコンセプトが、治療の効率化、患者さまの満足度の向上、そして差別化によるクリニック経営の成長にも貢献できるDSDのソリューションである」と呼びかけた。
各セッションとも、デジタルをうたうDSDチームの面目躍如を果たす動画や写真をふんだんに使った内容であり、参加者からは「情報量に頭がついていけない」「お腹いっぱい」などの声も聞かれた。