2020年11月28日掲載

「ペリオを基本から学びなおそう!」をテーマに

スーパーペリオ塾、2020年度福岡コースを開催

スーパーペリオ塾、2020年度福岡コースを開催
 さる11月28日(土)、29日(日)の両日、電気ビル共創館みらいホール(福岡県)において、スーパーペリオ塾の2020年度福岡コース(3、4日目)が「ペリオを基本から学びなおそう!」をテーマに開催された(1、2日目は本年10月開催)。本コースは、歯周治療のスペシャリストである水上哲也氏、白石和仁氏(ともに福岡県開業)、北島 一氏(静岡県開業)、長谷川嘉昭氏(東京都開業)の4名の講師が、歯周治療・歯周組織再生治療・インプラント治療の成功へのポイントを豊富な臨床例を基に実習と講義形式で解説するもの。

 コース3日目の28日(土)は「ステップアップのための模型実習」と題して実習が行われ、最終日の29日(日)は「アドバンスペリオ&インプラント講義」と題して、以下の演題で講義が行われた。

「歯周病治療に活かす矯正歯科治療」(北島氏)
「エンドペリオ複合病変の鑑別診断」(白石氏)
「病理診断から現在のマテリアルを検証する」(長谷川氏)
「明日につながるスーパーペリオ」(水上氏)

 なかでも北島氏の講義では、再生療法を行う際に「矯正治療と再生療法のどちらを先に行うべきか?」と会場に投げかけ注目を集めた。一般的には再生療法の後に矯正治療を行うが、先に矯正治療を行うことで、歯の移動が骨欠損を減少させる、骨壁に囲まれたエリアを増大させ再生の可能性を高める、などのメリットを紹介し、それらの手技について解説した。

 歯周治療の基本から応用までを学ぶことができた4日間は、ペリオの重要性と歯を残せる可能性を再確認できる貴重な機会となった。

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