2022年1月15日掲載
「舌について――舌小帯付着異常・低位舌 発音にも関係?」をテーマに
株式会社COCO DentMedical、オンラインセミナーを開催

浜野氏はまず「舌小帯付着異常」を挙げ、その弊害や対応を述べた。舌小帯付着異常の弊害として、食べにくかったり、食事に時間がかかってしまったり、言葉がはっきりしないといったことが挙げられる。さらには、イジメへと発展する場合もある。これらの原因に舌機能の問題があることを保護者や保育者などが知るはずもなく、気づけるのは歯科関係者しかいないため、舌小帯付着異常の弊害をよく認識して対応してほしいとした。
このほか、低位舌や構音障害についても提示し、舌位の正常・異常、低位舌による弊害などを解説したほか、トレーニング法を紹介した。いずれのトレーニングも、正しい姿勢のもとに行われることが重要であるとして、姿勢の改善についても強調した。
講演後には多数の質問が参加者から寄せられ、知識をアップデートできる充実した時間となった。第3回目は、きたる2月26日(土)に「口唇閉鎖不全 お口ポカンの子どもは周りにいっぱいいる」のテーマで開催予定。