2024年9月23日掲載
オーラルピース物語―プロジェクト10年の軌跡―(第1回)
第1回:プロローグ・夢を描けば必ず実現する!
夢と希望をもった若き経営コンサルタントの挑戦
夢と希望をもった若き経営コンサルタントの私は、障害のある子どもたちを授かり、リーマンショックによる海外取引先の倒産からの困窮、そして東日本大震災の打撃という苦難に直面し失意の中にいました。
しかし、家族の未来はみずから拓くしかありません。障害児の親が安心して死ぬことができる未来をみずからの手で創り出すべく、日々生きていくことへの挑戦を重ねていました。
そんな2011年春、独立後から福祉とビジネスの融合をテーマに5年間書き続けたブログに、九州大学農学研究院微生物研究室の園元謙二名誉教授のチームから研究成果である福岡県産のおからから発見された乳酸菌抗菌ペプチド(バクテリオシン)について実用化の相談を受けました。日本が世界に誇る最先端の乳酸菌バイオテクノロジー研究成果を、どのような事業と成せばよいのか。その年は研究チームからのヒアリングと、SWOT分析(経営戦略における外部・内部環境調査)に取り組み、依然として用途の出口は見えないままでしたが、翌年プロジェクトは動き出しました。