2025年8月25日掲載
オーラルピース物語―プロジェクト10年の軌跡―(第12回)
第12回(最終回):未来の教育と環境を支えるオーラルピースへ
はじめに:逆境を共感で乗り越えた10年
本連載は、昨年7月の日本在宅医療連合学会での特別講演において「オーラルピースプロジェクト10年の軌跡」を発表したことがきっかけで、編集者の方からお声がけいただきました(図1)。早いものであれから1年が経ち、今回最終回を迎えることになりました。
オーラルピースプロジェクトは、人生の逆境を仲間と乗り越えてきた社会起業の事例です。幼少期に受けた大けがや子どもの障害、困窮や挫折でのスタートから、共感できる人々との出会い、産学官の科学技術による障害者支援、健康寿命伸延、環境保護、宇宙進出を掲げ、乳酸菌抗菌ペプチド「ネオナイシン-e」を核に世界展開、社会課題解決に挑んできた10年間でした。そしてこの1年間、米国でのプロジェクトを振り返りながら、将来における健康と教育の重要性を確信しました。