2025年1月6日掲載
人生100年時代、いつまでも自分らしく笑顔で
「粧う」ことで健康寿命を伸ばす化粧療法(第6回)
第6回 人生100年時代、いつまでも自分らしく笑顔で
「病は気から」高齢期の心のフレイルを予防する
本連載も今回が最終回となります。歯科の医療現場では、馴染みのない「化粧」がオーラルフレイル予防に活用できること、そして多職種との連携にも役立つことをご理解いただけましたでしょうか?(図1)
しかし、これらのことだけでは、オーラルフレイル予防の取り組みとして十分でないことはいうまでもありません。実は、第1回で掲載したオーラルフレイル概念図には記載されていて、第2回で掲載した最新の概念図からは記載されていない重要なことがあります。それは、第2回でふれた精神心理的フレイル(こころのフレイル)です。近年の地域高齢者を対象とした大規模なオーラルフレイルの研究でも、抑うつ状態がオーラルフレイルに影響していることが示されています1,2。
「病は気から」という言葉あるように、やはり、高齢期の心の状態は、日常生活や身体の健康、そしてオーラルフレイルにも影響するということは容易に想像ができます。オーラルフレイル予防だけでなく、抑うつにならないように心の健康を維持すること(こころのフレイル予防)もセットで考えておく必要があります。