社会|2026年6月15日掲載

佐藤浩史氏が「保険診療で活かすIOS~補綴臨床から拡がるデジタル活用~」をテーマにWeb講演

クインテッセンス出版株式会社、第89回WEBINARを開催

クインテッセンス出版株式会社、第89回WEBINARを開催

 さる6月11日(木)、佐藤浩史氏(東京都開業)によるWEBINAR #89「保険診療で活かすIOS~補綴臨床から拡がるデジタル活用~」(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が、インビザライン・ジャパン合同会社協賛にて開催された。本セミナーは、今年5月に出版された『歯科保険請求2026』(小社刊)の内容にもふれながら行われた。

 佐藤氏は冒頭、令和8年度診療報酬改定について言及。令和6年度に新設された光学印象が増点され、今回の改定で対象がCAD/CAMインレーのみからCAD/CAM冠にも拡大されたこと、大臼歯の対側、同側の咬合支持の要件が廃止されたことなどを紹介した。

 その後、口腔内スキャナー(Intraoral Scanner:IOS)を用いた光学印象の活用について詳しく解説。氏のクリニックでは主に、1)マウスピース矯正(インビザライン)、2)インプラント用サージカルガイドの製作、インプラント上部構造の印象、3)CAD/CAMインレー・CAD/CAM冠の印象、4)セラミックインレー・セラミッククラウンの印象などに使用していると紹介した。

 なかでも、マウスピース矯正における活用では、スマートフォンやタブレット端末にインストールされたインビザライン専用のアプリで撮影した顔写真データと、iTeroで口腔内をスキャンしたデータを基に、マウスピース矯正の治療計画であるクリンチェックを作成。そのクリンチェックで患者に説明して同意が得られた後、アライナーとよばれるマウスピースをオーダーし、マウスピース矯正へと進むことを紹介した。「クリンチェックは今までは有料だったが、治療計画までの利用は無料になったため、気軽に利用できる環境になった」と述べた。

 その後、『歯科保険請求2026』の特集ページなども紹介しながら、大臼歯部CAD/CAM冠の光学印象の算定の流れについて解説するとともに、IOSによる印象採得の実際を動画とともに詳しく解説。とくに、iTero Luminaはスキャンスピードが速く、術者による精度の違いがほとんどなくなったことのメリットは大きいと述べた。最後に、IOSの導入においてはコストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンスを考慮すべきとしたうえで、IOS導入を機に歯科医院でのデジタルワークフローを構築していこうとまとめた。

 本講演の振り返り配信は、2026年9月11日(金)まで無料にて視聴可能となっている。なお、次回のWEBINAR #90は、辻本真規氏(福岡県開業)を招聘し、「拡大診療 超入門」と題して、きたる7月2日(木)に開催予定。今回の振り返り配信、次回WEBINARのお申し込みはいずれもこちらから。

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