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2013年10月5日

オーラルフィジシャン・チームミーティング2013開催

酒田市に全国各地から700名が集まり大盛況

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 さる10月5日(土)、6日(日)の2日間、東北公益文科大学公益ホール(山形県)において、オーラルフィジシャン・チームミーティング2013(日吉歯科診療所・熊谷 崇理事長)が、700名の参加者を集めて盛大に開催された。オーラルフィジシャン(Oral Physician)とは、口腔の二大疾患であるう蝕と歯周病に対して、検査に基づいて治療計画を立て、患者さんの口腔内を、疾患の発症と再発を予防することにより生涯にわたって守り育てる人を指し、現在その育成が全国から注目されている。

 当日は、4つのパートにわかれて講演・ディスカッションが行われた。以下に演題・演者を示す。
1.「Current and Future of Prosthodontics/ How can we survive?」(平山 洋氏、タフツ大歯学部教授)
 日本と米国の歯科医療の教育・制度の違いをベースに、日本の歯科医療の未来への提言を行った。
2.「Orofacial pain - What you need to know as a practicing dental team.」(Thomas List氏、マルメ大歯学部教授)
 最新の科学的根拠をベースに口腔顔面領域の痛みのマネジメント法を解説。
3.Evidenceに基づいたGP診療室における歯科医療
「エンド」(幡野紘樹氏、日吉歯科診療所)
「カリオロジー」(日野浦 光氏、日野浦歯科医院)
「ペリオ」(築山鉄平氏、つきやま歯科医院)
 歯科医師およびスタッフの両者に、日常臨床における必要な知識を最新の科学的な根拠をベースに解説。
4.地域を変える診療室の一員として働くことの誇りと喜びとは
「「途上国から世界に通用するブランドをつくる」。」その信念のもとで、現地の素材を生かし、現地の人々と一緒にバッグを製作・販売し成功を収めている山口絵理子氏(株式会社マザーハウス代表)と熊谷氏、加藤大明氏(チョコレート歯科)の講演およびディスカッション。

 とくにパート4では、想像を絶する苦労を乗り越えて今があり、現在は多くの仲間に支えられているという山口氏の講演に会場では涙する聴衆も多くみられた。そして、患者利益を実現するための歯科医療の提供に向けて働くことの誇りと喜びを皆でもとうとの一体感が会場に生まれ、閉会した。