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2014年11月30日

第7回STEP発表会開催

250名以上の参加者を集めて盛況となる

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 さる11月30日(日)、エルガーラホール(福岡県)において、第7回STEP発表会(手島 将代表、田中秀樹主宰)、共催(スタディグループR・R2:徳永哲彦主宰、PABC:安東俊夫主宰)が、250名以上の参加者を集めて盛大に開催された。
 
 当日は大会テーマ「どうする欠損補綴~審美性・機能性・永続性を目指して~」のもと、2題の特別講演、7題の会員発表、5題のポスターセッションが行われた。また、講演後のディスカッションも積極性が目立ち、回を重ねるごとに充実した内容が展開された。

 澤瀬 隆氏(長崎大歯学部教授)による特別講演「骨質研究から見えてきたインプラントデザインの新展開」では、日ごろなじみの薄い基礎の話を臨床家向けにわかりやすく解説。荷重、骨質、骨密度等について、言葉の整理をしたうえで、オッセオインテグレーションの骨質評価について、骨微細構造が起こす変化を中心に示し、これがインプラントに何をもたらすのか解説した。また、田中秀樹氏(福岡県開業)は「顔面頭蓋と咬合からみる欠損補綴治療」と題して講演。顔面頭蓋の歪みと顎位の関係などを、これまでの豊富な臨床経験をもとに、ケースを交えて解説した。そのうえで、超高齢社会においては、いっそう患者本位のライフステージに適した補綴治療が不可欠と力説した。

 また、会員発表では、手島代表による「Guide systemを用いたImplant埋入」をはじめ、それぞれ欠損補綴をどう考え、どのように対応するかをテーマに、インプラント、義歯、ブリッジなどさまざまな話題が取り上げられ、その後のディスカッションも盛況であった。そして、お昼休みに行われたポスターセッションも超満員であり、「学ぶ」意欲が強く感じられた発表会であった。