2015年9月2日掲載
「第I期治療の可能性と限界を考える Part2」をテーマに
第20回成育歯科医療研究会大会、盛大に開催

初日のクリニカルセミナー「成育マインドにおける第I期治療とその実践」では、石谷座長のもと、常盤 肇氏(東京都開業)、有田信一氏(長崎県開業)、里見 優氏(山形県開業)の臨床家3名が、臨床ケースを交えて講演。その後、第I期治療のあり方や考え方について、会場の聴衆を交えた熱いディスカッションが展開された。
2日目の特別セッション「The Possibility and Limit of The Early Phase Orthodontic &Orthopedic Treatment」では、Prof. Kitae Park(韓国)による「混合歯列期の前歯部反対咬合の診断的治療:いつ、なぜ?」、嘉ノ海龍三氏(兵庫県開業)による「歯列矯正前に行う顎矯正の必要性について」が行われ、日韓の第I期治療の著名な演者の講演に会場が湧いた。
また、最後の大会記念講演では、山崎要一氏(鹿児島大大学院教授)が「咬合誘導研究会・成育歯科医療研究会との関わりから教えられたこと」と題して登壇。その理念や歴史等が示され、第20回の記念大会にふさわしく素晴らしい講演であったとの声が会場から聞かれ、幕を閉じた。