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2015年12月19日

第34回日本接着歯学会学術大会が盛況となる

メインテーマに「あれから60年! 接着なくしてMIなし!」

 さる12月19日(土)、20日(日)の両日、タワーホール船堀(東京都)において、第34回日本接着歯学会学術大会(松村英雄大会長、福島正義会長)が約350名の参加者を得て開催された。今大会のメインテーマには、Michael G Buonocore がJournal of Dental Research (1955) にエナメル質のリン酸エッチングにかかわる論文を報告してから60年目ということで、「あれから60年! 接着なくしてMIなし!」が掲げられた。

 今大会では、ランチョンセミナー2題、口頭発表、学会長の福島正義氏(新潟大教授)が登壇した「ラミネートべニアの臨床における診療室と歯科技工室の連携」、このたび保険適用となったファイバーポストや、CAD/CAM冠からノンメタルクラスプデンチャーまで、臨床上の疑問に迫った「かたまったレジンは接着できるのか?」、近年各メーカーが開発に励むユニバーサルタイプの歯質接着材について基礎の立場、臨床の立場、メーカーの立場からディスカッションされた「ユニバーサルタイプの歯質接着材」、こちらも保険適用された接着ブリッジを含む少数歯欠損補綴に対する技法が紹介された「少数歯の欠損補綴における接着システムの耐久性」のシンポジウム4題、ポスター発表、企業展示等が行われた。

 接着の領域は、本邦が世界をリードしているのは周知のことで、MIの概念の浸透にも接着が大きな牽引力となっているのは事実。さらには昨今の接着ブリッジ、CAD/CAM冠、今回のファイバーポストの保険収載にあたっては、本学会が大きく関与しているとのことで、学会の充実ぶりを反映した大会となった。演題もランチョンセミナー、シンポジウム等、臨床的なものが多くを占め、時間が推すなかでも活発なディスカッションが繰り広げられた。