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2016年9月3日

2016 DIO International Meeting(DIM)/2nd Annual Meeting of International Academy for Digital Dental Medicine開催

世界各国から約700名が参集する盛会に

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 さる9月3日(土)、4日(日)の両日、海雲台グランドホテルおよびBEXCO(いずれも韓国・釜山広域市)において、2016 DIO International Meeting(以下DIM、DIO Implant社主催、Jin Cheol Kim会長)および2nd Annual Meeting of International Academy for Digital Dental Medicine(以下IADDM,International Academy for Digital Dental Medicine主催、Prof. Dr. Dr. h. c. Joerg Strub会長〔ドイツ・フライブルク大〕)が両者の共催により行われた。前者は、韓国のDIO Implant社が年に1度開催している世界各国のユーザーを集めたミーティングであり、後者は2014年にDr. Strubを中心に設立されたIADDMの第2回目の年次大会。会場には世界数十カ国から約700名が参集し、盛会となっていた。

 DIMでは、3日午前中のDIO社本社見学ツアーに続き、全6題の講演が行われた。テーマとしては、DIO社製品を用いた各種のソリューションがメイン。DIO社のサージカルガイドシステム「DIO Navi」をはじめ、同社のインプラント体や各種アバットメントを用いた低侵襲なインプラント治療についてさまざまな角度からアピールがなされた。また、会場ではDIO社の製品も多数展示され、参加者らは製品を手にとりながら盛んに質問を投げかけていた。

 またIADDMでは、3日から4日にかけて20題の講演が行われた。日本からは、3日に中村隆志氏(阪大大学院歯学研究科歯科補綴学第一教室)が「Current concept of CAD/CAM metal free-crowns」と題し、また千葉豊和氏(北海道開業)が「Possibility of digital implant surgery」と題して登壇。さらに4日には、宮崎 隆氏(昭和大歯学部歯科保存学講座歯科理工学部門)が「Challenges of dental education in the new era of dental service amid the advantages of digital dentistry」の演題で登壇した。また、ポスター発表も41題にわたり行われ、併せて盛況となっていた。日本からは、小林琢也氏ら(岩手医科大補綴・インプラント学講座)および末瀬一彦氏(大歯大歯科審美学室)のポスターがポスター賞を受賞していた。

 いずれの会も、時宜を得たトピックを取り上げるものとして今後ますますの発展が期待される。