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2018年6月16日

ITI Congress Japan 2018、盛大に開催

「Tradition & Innovation ―伝統と革新―」をテーマに

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 さる6月16日(土)、17日(日)の両日、東京国際フォーラム(東京都)において、ITI Congress Japan 2018(International Team for Implantology主催)が開催され、会場には1,570名が参集した。

 開会式では、元ITI Section Japanセクションチェアマンの船越栄次氏(福岡県開業)とITI PresidentのStephen Chen氏(オーストラリア開業)が登壇した。現在、世界で16,257名の会員数となったITIの組織の中でも、世界第3位の規模となる1,250名の日本セクションのこれまでの活動報告と今後の展開について述べ、二日にわたる大会の幕を開けた。

 「伝統と革新」と銘打たれたセッションでは、塩田 真氏(医歯大)をはじめとした4名の演者によって、インプラント臨床のこれまでの発展について検証がなされ、次世代の治療に対する展望などが語られた。

 他にも、高齢者におけるインプラント治療や即時荷重、骨造成、軟組織マネジメントなどの多くのトピックスについての講演が行われた。本会で特に目立ったのは、口腔内スキャナの臨床応用に関する講演であった。相原英信氏(東京都開業)は上顎無歯顎に適用した症例などを供覧し、デジタルワークフローを紹介した。新村昌弘氏(東京都開業)は、矯正とインプラント治療を必要としたInterdisciplinaryな症例への治療プロトコルを述べた。審美治療のセッションにおいても、千葉豊和氏(北海道開業)が前歯部審美領域での補綴的アプローチについて述べ、注目を集めた。

 閉会式では、勝山英明氏(神奈川県開業)から新たなITI Section Japanのリーダーシップチームとして、セクションチェアマン:勝山英明氏、エデュケーションデリゲート:古谷野 潔氏(九大)、SCコーディネーター:近藤尚知氏(岩手医科大)、コミュニケーションオフィサー:上浦庸司氏(北海道開業)、セクションマネジャー:嶋田 敦氏(ストローマン・ジャパン代表取締役社長)となる体制が発表された。新体制のこれからの活動が期待される。