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2019年5月29日

ブレス・ハザードプロジェクト、プレスセミナーを開催

口臭ケア啓発の一環として「口臭白書2019」を発表

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 さる5月29日(水)、フクラシア丸の内オアゾ(東京都)において、ブレス・ハザードプロジェクトによるプレスセミナーが開催され、多数の報道関係者が参集した。
 
 ブレス・ハザードプロジェクトは、若林健史氏(東京都開業、日本歯周病学会理事 専門医・指導医)、株式会社モリタ(大阪府、森田晴夫代表取締役社長)、株式会社タイヨウ(大阪府、利川 寶代表取締役社長)で構成され、このたび口腔トラブルの中でも大きな課題や問題点の1つである「口臭ケア」啓発の一環として、全国47都道府県4,700名を対象とした口臭ケアに関する意識調査と、口臭測定器を用いた首都圏200名を対象とした実態調査を行い、日本人の口臭の実態、各都道府県別の傾向などをまとめた『口臭白書2019』を発表した。

 会場では、株式会社モリタの担当者より『口臭白書2019』調査概要の紹介ならびに調査結果の解説が行われた。調査結果では、「男性より女性の方が、口臭レベルが深刻」「歯磨き頻度と口臭レベルの相関性なし」「口臭は対人コミュニケーションにおける大きな問題」などが明らかにされ、報道関係者の注目を集めた。

 引き続き、プロジェクトメンバーの若林氏より講演「口臭発生のメカニズム、日本人の口臭ケアの課題について」が行われ、口臭の原因やその対策などが報道関係者にわかりやすく解説された。また、口臭予防はセルフケアとプロフェッショナルケアの両方が重要であるとし、定期的に歯科医院に通院する大切さを強調した。

 本プロジェクトでは、自身や周囲を悩ませる口臭、そしてその原因となる口腔内の疾患リスクなどを「ブレス・ハザード(Breath Hazard)」と銘打ち、そのケアに関する正しい知識の啓発をとおして国民一人ひとりの健康でさわやかな口腔環境に貢献することを目指すとのこと。