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2019年8月23日

令和元年度SCRP日本代表選抜大会開催

広大歯学部5年生の前川原思惟子さんが優勝

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 さる8月23日(金)、歯科医師会館において、令和元年度(第25回)日本歯科医師会/デンツプライシロナ スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム日本代表選抜大会(SCRP大会)が開催された。本大会は、歯科学生みずから研究テーマを設定し、その内容や調査結果を競うもの。歯科界の発展を担う研究者・教育者・開業医の国際的な輩出を目的とし、各国歯科医師会主催および、デンツプライシロナ社後援のもと世界39か国で開催されている。

 本年度は全国歯科大学・歯学部から25校が参加し(うち1校棄権)、当日午前より審査会場にて各大学を代表する学生が英語によるポスタープレゼンテーションを行った後、審査が行われ、その結果が表彰式にて発表された。以下、審査結果を示す。

優勝(基礎部門第1位):「Porphyromonas gingivalis (P.g.) –fimA type2とtype4 血清抗体価の上昇は歯周炎の関連する早産のマーカーとなる」(前川原思惟子さん、広大歯学部5年生)

準優勝(臨床部門第1位):「Evidence-Practice Gapに関する国際比較研究」(山崎弘瑛さん、九州歯科大3年生)

基礎部門第2位:「歯周病性骨吸収および破骨細胞分化に対するオゾンジェルの効果」(大塩 葵さん、昭和大歯学部5年生)

臨床部門第2位:「結晶性油脂がもたらす嚥下誘発促進効果」(相澤知里さん、新潟大歯学部4年生)

 優勝した前川原さんは、「たくさんのサポートがあって成し得た研究だったので、このような形で恩返しができてうれしい」と述べ、きたる2020年3月に米国・ワシントンD.C.で開催される国際歯科研究学会米国部会(AADR)学術大会に参加し、世界各国の代表者とともに発表を行う予定である。