さる10月24日（木）、歯科医師会館において日本歯科医師会（以下、日歯、堀　憲郎会長）による定例記者会見が開催された。

　会見では、瀬古口精良専務理事より、8月29日（木）に設置した「令和元年8月大雨災害対策本部」を9月の台風15号、10月の台風19号の発生にともない「令和元年8月大雨・台風15号・台風19号対策本部」と拡大対応し、被災情報の収集やメール・WEB会議による支援状況の把握などの概要が報告された。

　日歯資料（一部抜粋）によると、台風15号による会員被害状況については、人的被害はなく物的被害としてもっとも多かった千葉県会員の診療所の一部破損が219件、自宅の一部破損が54件、停電・断水による休診が27件であった（令和元年10月23日午後6時現在）。台風19号による会員被害状況については、人的被害はなく物的被害で特に多かった福島県会員の診療所の床上浸水11件、床下浸水17件、停電・断水による休診が55件、自宅の床上浸水が10件にのぼった。また、長野県会員の診療所の床下浸水12件、停電・断水による休診が10件、自家用車の浸水・水没が7件にのぼった。さらに、台風19号にともなう被災地支援活動（歯科保健活動、歯科による身元確認はなし）では、宮城県、福島県、埼玉県、長野県で計89名（歯科医師66名、歯科衛生士15名、その他8名）が出動し、特に福島県は53名が49ヶ所の避難所にて活動を行った（令和元年10月24日正午現在）。

　なお、同日日歯は台風15号・台風19号災害への義援金の受け入れ口座を開設している（受付期間は10月24日～12月6日）。

　募金口座
　銀行名：三菱UFJ銀行　市ヶ谷支店
　口座番号：普通預金　０１６１６３１
　口座名義：公益社団法人　日本歯科医師会　義援金口
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