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2019年11月22日

第31回日本小児口腔外科学会総会・学術大会が開催

「子どもの夢―守る、支える、育む―小児口腔外科の現在(いま)」をテーマに

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 さる11月22日(金)、23日(土)の両日、金沢市文化ホール(石川県)において、第31回日本小児口腔外科学会総会・学術大会(宮田 勝大会長、坂下英明理事長)が「子どもの夢―守る、支える、育む―小児口腔外科の現在(いま)」をテーマに開催され、332名が参加した。

 23日(土)には、特別講演1「小児期における口腔機能の発達と『口腔機能発達不全症』への対応」と題して木本茂成氏(神歯大大学院口腔統合医療学講座小児歯科学分野、日本小児歯科学会理事長)が講演。木本氏は「食べる機能」「話す機能」「呼吸する機能」が十分に発達しない(口腔習癖・口呼吸・異常嚥下など)か、正常に機能獲得ができていない状態で、明らかな摂食機能障害の原因疾患がなく、口腔機能の定型発達に専門的な関与が必要な状態である「口腔機能発達不全症」について解説。2018年3月に日本歯科医学会ウェブページ上に「口腔機能発達評価マニュアル」が掲載された。木本氏は、本マニュアルのチェック項目を用いて、検査・評価を行ったうえで、「口腔機能管理」「口腔機能療法(MFT)」を行い、口腔機能を発達・獲得(ハビリテーション)することを支援することで、「口腔機能発達不全症」を予防することが、健全な歯列・咬合を育成して上顎歯列の頬窄、前歯部開咬などを予防するのに必要である、と述べた。