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2021年2月14日

北九州歯学研究会、オンライン発表会を開催

「コロナに負けるな!」をテーマに

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 さる2月14日(日)、北九州歯学研究会(上田秀朗会長)によるオンライン発表会「コロナに負けるな!」が開催され、12名の演者による講演が行われた。本発表会はWeb上のみで開催され、約1,000名の参加者が講演を視聴した。本来であれば、2月13日(土)、14日(日)に同研究会45周年記念発表会が開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となったため、そのような事態にあっても歯科臨床の研鑽を止めないという強い意志の下に本発表会が開催された。

 演者は同研究会の若手会員(いずれも福岡県開業)で、自身が取り組んでいるテーマについてケースプレゼンテーションを行うとともに、その症例についてのディスカッションが行われた。以下に当日の演題と演者を示す。

「歯髄保存成功のキーポイント ~Cariologyを知る~」(津覇雄三氏)
「破折ファイル除去 ~感染源があるなら取るしかない!~」(青木隆宜氏)
「マイクロスコープを用いたⅡ級コンポジットレジン修復 ~究極の適合を目指して~」(樋口 惣氏)
「コンポジットレジン修復を応用した前歯部補綴治療への取り組み」(松木良介氏)
「支台形成 ~どう削る?、どこから削る?、どこを観る?~」(山本真道氏)
「咬合再構成への挑戦 ~咬合再構成における現在の取り組み~」(松延允資氏)
「歯周外科 ~骨縁下欠損へのアプローチ~」(瀬戸泰介氏)
「エビデンス・ベースト・マイクロサージェリー ~専門医の視点から考える~」(芳賀 剛氏)
「健康を取り戻す全部床義歯治療 ~義歯が身体に及ぼす影響を考察する~」(力丸哲哉氏)
「総義歯治療って何故難しい」(樋口克彦氏)
「ブラッシングを容易にする口腔内環境の改善 ~歯肉退縮の患者さん、どう対応する?~」(白土 徹氏)
「デジタル修復治療の精度を高めるための工夫」(筒井祐介氏)

 いずれの講演も、同研究会が重視している基礎資料の規格性と確実な基本手技に基づいたものであった。各講演後には先輩会員らによる鋭い質問やディスカッションが行われ、最後まで高い熱量をもった発表会となった。

 なお、同研究会による第45回記念発表会および下川公一先生追悼講演会が、きたる2022年2月12日(土)、13日(日)、JR九州ホールにて開催予定である。