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2023年1月9日

OHRL academy、第4回講演会を開催

歯周病およびインプラント治療における2022年の最新トピックが語られる

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 さる1月9日(月)、連合会館(東京都)において、第4回OHRL(Oral Health Rehabilitation Lab) academy講演会が開催された。本会は辻 翔太氏(大阪府開業)が主宰、運営するもので、歯科医師、歯科衛生士を対象とし、辻氏によって歯周病およびインプラント治療に関する世界の最新情報が論文ベースで語られるものである。

 講演は、2022年に発表された歯周病およびインプラント治療に関する国際的な論文のなかから、辻氏が両分野のホットトピックスだと感じた論文を紹介し、その要旨を解説した。2022年の歯周病治療分野のキーワードとして、辻氏は、「歯周病のバイオマーカー、歯周病と栄養との関連性、歯周組織再生療法の新潮流、根面被覆術」を挙げた。

 なかでも、参加者の関心が高かったのが「歯周病患者に対するRPD(removable partial dentures;部分床義歯)のリスクに関するシステマティックレビュー」であった。辻氏の説明では、RPDが歯周組織破壊に関連しているエビデンスがあまりないことを説明し、RPDが患者のQOLを高めることが可能であることを述べた。 

 次に2022年のインプラント治療のキーワードとして、「ガイドサージェリー、上顎洞堤挙上術、即時埋入、骨造成治療、インプラント周囲炎治療」を挙げ、それぞれの論文の解説を行った。なかでも、「Er:YAGレーザーを使用したチタン表面からのバイオフィルム除去のin vitroでの効率」に関する論文では、ハンドキュレット、超音波、ナイロンブラシ、Er:YAGレーザーそれぞれを用いて細菌の減少結果を比較したところ、Er:YAGレーザーを使用した場合の減少割合がいちばん高かったことを述べた。

 本会は斯界のホットトピックスについて、参加者が理解しやすいように論文内容を簡潔にまとめて紹介しているため、その最新情報を容易にインプットすることができ、参加者にとっては格好の学びの場になると感じられた。