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2024年3月2日

NOAH20周年記念大会が開催

「咬合臨床を楽しく語ろう」をテーマに約120名が参集

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 さる3月2日(土)、3日(日)の両日、JRゲートタワーカンファレンス(愛知県)において、NOAH(名古屋咬合臨床研究会、相宮秀俊会長)20周年記念大会が開催された。今回の20周年記念大会では、NOAHがこれまでにジョイントミーティングを行ってきた6つのスタディグループが集まり、各会員が発表を行い、臨床への思いを共有できる場にすることを目的に行われた。以下に演題、演者を示す。

1日目
「Idealではない症例への最適解を探る―咬合違和感のある患者に包括的アプローチを行った1症例」野田和秀氏(愛知県開業、NOAH)
「臼歯部咬合崩壊に対し、インプラントを用いて咬合回復を図った1症例」小澤謙盛氏(愛知県開業、MDI)
「顎機能を考慮して行った咬合再構成治療」古橋広樹氏(三重県開業、ブラッシュアップ)
「局所的な補綴治療における側方ガイドの一考察」古橋拓哉氏(静岡県開業、DMC)
「予後不安歯の保存に努めた一例」北野智久氏(石川県開業、ISGK)
「咬合からアプローチした顎関節症Ⅲb・Ⅳ型への対応」佐藤孝仁氏(宮城県開業、IPSG)
「病的な歯の移動を起こした歯周病患者に対して、歯槽骨のハウジングを意識した矯正治療、再生療法を行った1症例」長嶋秀和氏(東京都開業、情熱会)

2日目
「ライフステージを考慮した咬合再構成~下川臨床咬合の考え方と実際~」神山剛史氏(埼玉県開業、情熱会)
「Protocol for Full-mouth Additive adhesive restorations」吉木雄一朗氏(愛知県開業、ブラッシュアップ)
「欠損を伴う咬合再構成におけるテレスコープ義歯を用いたアプローチ」小西浩介氏(東京都開業、IPSG)
「歯科衛生士・歯科技工士・矯正専門医と組むということ」岡崎伸一氏(愛知県開業、MDI)
「大臼歯欠損に対するショートインプラントを用いたBone hat approachとサイナスリフトの展望」白石大祐氏(石川県開業、ISGK)
「多数歯欠損患者に対する咬合再構成-治療用義歯を用いたリハビリテーションと処置方針の決定-」鈴木英史氏(静岡県開業、DMC)
「咬み合わせから健康を追求する~NOAHの到達点とこれから~」相宮氏(愛知県開業、NOAH)
「NOAHにおけるコンセプト 真の包括的歯科診療を目指して」三輪一雄氏(愛知県開業、NOAH)

 なかでも相宮氏は、咬合治療において検査、診断が重要であることを述べ、「骨格的」「歯列」「1歯単位」のそれぞれを検査し、患者のライフステージも考慮して治療計画を立てることが肝要だと話した。その他にも咬合再構成を行うか否かの判断の基準、ゴシックアーチを用いた診断のポイントも解説した。また、デジタルとのかかわりについても述べ、デジタルが導入され、今後の歯科治療で変わること、変わらないことを供覧したうえで、時代の変化とともに治療は変わっていくと語った。

 各講演後には、参加者からの質問によって活発なディスカッションが行われた。本会はさまざまなスタディグループが参加していたため、各スタディグループで活動するなかでは気づかない視点や新たな考え方が獲得できた会となったのではないだろうか。