トピックス 2010年4月10日掲載 山田敏郎氏を迎え、米国・西海岸のインプラント補綴のトレンドを中心に講演 <font color='green'><b>スタディグループDOT記念講演会開催</b></font> 後で読む さる4月10日(土)、ビーコンプラザ(大分県)において、スタディグループDOT記念講演会が開催された。スタディグループDOTとは、甲斐久順氏(宮崎県開業)を会長とする一般歯科医師・矯正専門医・歯科技工士・歯科衛生士4者によるチーム医療を旨とする勉強会。主に4者間の専門知識の共有と良好な連携を、日常臨床のケースプレゼンテーションで学んでいる。 記念講演会となった今回は、山田敏郎氏(米国開業)を迎え、「Comprehensive Treatment Utilizing Implant(インプラントを用いた包括的な治療)」と題し、約100名の参加者を集めて開催された。 山田氏はまず、ノーベルバイオケア社のPIBに代表される「プロファイルインプラントブリッジ」と呼ばれる軟組織・硬組織一体型のインプラント補綴について解説。生体への大きな侵襲を要しない本補綴法を「日本の歯科事情にも適する、期待のもてる補綴法」とし、その適応症や適応材料、欠点とリカバリー法について、技工的部分と併せて詳しく述べた。 その後は、米国患者の審美に対する捉え方や山田氏自身の審美観を症例提示とともに解説。ラミネートベニアなどの保存的な少数歯補綴から、前述の大規模なインプラント補綴まで、数々の美しい症例で参加者を魅了していた。