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2010年11月3日

スタディグループ修練会2010年度総会開催

スタッフとともに補綴臨床の精度を高める大切さを学ぶ

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 さる11月3日(水)、栄ガスビル(愛知県)において、スタディグループ修練会(中村健太郎主宰、林 徳俊主幹)2010年度総会が開催され、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手ら約170名が集まり盛会となった。

 本総会は修練会が発足して約10年経過し、関西を中心に各支部が発足しはじめたのを機に開催。まず林氏による開会の挨拶後、中村氏から総会開催の経緯と目的について説明がなされた。つぎに主賓である平沼謙二氏(愛院大名誉教授)による祝辞が述べられた。

 午前の部は、業績報告として第119回日本補綴歯科学会学術大会および第40回日本口腔インプラント学会学術大会における発表などが行われた。単なる発表の再演ではなく、スタッフでも理解しやすいように途中で用語解説を入れるなどの工夫がみられた。

 午後の部は、「修練会研修会にて私の学んだこと」をテーマに各支部の代表が講演を行った。演題および演者は以下のとおり。
「検査について」(山本司将氏、愛知県開業)
「Study Modelについて」(小島栄治氏、神奈川県開業)
「診断について」(福沢裕基氏、兵庫県開業)
「院内歯科技工士について」(平林 律氏、鳥取県開業)
「RCTについて」(近藤康史氏、愛知県開業)

 最後に、基調講演として中村氏が登壇し、「補綴臨床の精度を高めるためには~スタッフの役割について~」と題して講演。補綴臨床の精度を高めるために治療時間を確保する大切さや、院内歯科技工士と歯科衛生士の連携の重要性などを述べたうえで、1つの補綴装置が完成するまでの歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士の役割分担についてイラストを多用し解説がなされた。会場には熱心にメモをとる歯科衛生士と、その隣で講演を解説する院長の姿がみられ、医院全体で取り組もうという真摯な姿勢が印象的であった。